2012/06/10

窓の水辺

ガラスのマジック、
製造された年代が古ければ古いほど不思議な魔力を持っている。
恵比寿のこれもそうであろう、戦前の建物だろう、壊そうにも簡単にはこわれない構造、2001年に東大大学駒場寮が取り壊された。
戦前、建てられたとてつもなく頑丈であったそうな建築物。
戦前のモノは壊れ難いとは、人間にも相通じる感覚である。
解体することを躊躇っていた理由の一つが構造的に壊しにくかったと聞いたことがあるが、その理由は他にも色々あったそうだ、
素人目に見ても責任はとれませんが、
耐震構造的にも当時の鉄筋コンクリートであれば
70年代以降の建築物よりよほど頑丈なのではないだろうか、
しかもデザインも素敵だ。


古い建造物を再利用して、なおかつ耐震構造するならば、解体して新建築を建てるほうが
地震国日本には、経済的にも費用対効果として当たり前すぎるのが残念だ。
新建築を古風なデザインにしてもおかしいだろうし、地域限定で何か出来ないものかと
梅雨のさなかに考えている。

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