2011/07/28

嬉しい頂き物

ワインを頂いた。とても嬉しい


見るからに美味しそうなのでどんな料理でいただこうかと想像するコトが楽しい。
ああ、実に早く飲みたい、でも我慢するとしよう。
キッチンからやけに良い匂いがしてきた。すみませんがやっぱり一本あけまする。
しかも大きく見えるやつを。
期待を裏切ることなく、予想通り美味しくいただきましたアルゼンチン産本当に
ありがとうございました。

2011/07/22

田中大輔写真展 「漂白」


写真家田中大輔氏の写真展を見た。
今年5月に仙台近郊へ震災後のボランティアへカメラを持って出かけたそうだ。

仙台空港の近辺を海へ向かってひたすら歩き、荒涼とした風景を切り撮った写真だ。
不謹慎だが、何処かで見た風景、昔の高度経済成長期に日本の何処かにあった風景にも似たかつての景色である。

故デレックジャーマンの風景写真にも少し似てるなと感じたが、いや違う。オリジナルだ。
空が青いんだが、なにか空虚。焼き込まず薄すぎず、絶妙なプリント。

DMの写真が印象的だ。プリントを光に透かし、それをデジタルで複写したそうだ。
この透明感はプリントワークでは出せないと言う。

ボランティア活動で知り合った現地の子供達にカメラを渡し彼らが見た(撮った)写真も同時に展示してあるが、子供の視線が面白く興味深い。子供は元気だ。

田中氏が滞在中に寝床にしていた段ボールを壁面に貼り付けその上に子供達の写真が展示してある。ユニークな展示方法である。

写真だけでなく、本人に会って話を聞いたことでこの写真の奥が垣間見ることが出来たようだ。
7月24日まで四谷3丁目 Gallery SHUHARI にて開催。


2011/07/10

金子周次と東日本大震災

木版画家、金子周次の個展を見た。
彼の作品は、現代美術作家の山倉研志のアトリエで以前見せてもらっていた。
ふたりとも歳こそ孫と祖父ほどの差があるが、同じ千葉県の出身で、
山倉氏の父親も同じく画家だったこともあり、巡り巡って彼のところへ
金子周次の作品のいくつかが辿り着いたのである。

木版のエッジのシャープさや渋い色遣いそして、緻密な書き込み、
そして書き込み過ぎず等。ぐっと来た。

こんな作家が没後35年も経った今も、未だ人知れずなのが残念である。
また知られていないのがいいと思う人もいるだろう。

ただただ、山倉氏は熱い情熱の持ち主で、東京での回顧展を開催
するまでに至ったのである。


金子周次と作品の背景を知りたくて、仲間3人で5月のはじめに銚子を訪れた。
生前の彼を知る人間はすでに数少なく、切れた糸をさがしてまた紡ぐように
色んな場所を訪れたが、決定的な事柄は分からず、
多分これから何度も通うことになるだろう。想像は膨らむばかり。
そのときの模様をロードな写真にした。
http://bccks.jp/search/?KW=triangle#B39202,P0

会場の作品はおおかた売れていた。
欲しかった作品が売れていて悔しがる方もいたそうな。
きっと本物が解る人々の話はただ聞いていても楽しいのだろう。

画廊をあとにして、山倉氏と一杯やりに小さなバーで話しているうち、
唐突に無人島に行くのに1枚だけCDを持っていっていいと言われたら何を持って行く?
無人島に電気はないと思うが、個人的な趣味を聞きたいんだろうと解釈。

事もあろうに俺はピンクフロイドの「原子心母」かなあと答えた。
絶句が待っていたが気にせずもう一杯呑んだ。

金子周次の作品を山倉研志に見せてもらったのは、
今年の3月10日だった。何かの縁を感じるのでる。

2011/07/08

FUJIPET

憂う街東京・平成の記録そして古くは1992年マガジンハウスから
出版された板橋雅弘氏との共著「失楽園物語」でも使用したカメラ、
その名もFUJIPET昔トヨペットって車あったなあ!
なんとかペットってその時代の流行だったのか。

それはさておき、普段は白黒で表現しているだが、
カラーフィルムをスキャン後、素直にカラーで表現してみた。
これは次のテーマのまだテストですが。

それは、古い建築をこのカメラで撮って、白黒で見せていた物を
新建築をこれで撮ってカラーで表現してみようかなと思ってます。

逆光に弱かったり、フレアびんびんに来るけれど、
それも味となって欲しいと勝手に想像している。
そんな時が一番楽しいのかもしれないなあ~。

そこで先だって撮った写真は人物。テストになってないよな。


写真は7/10まで椎名町のアトリエ村の小さな画廊で開催中の
没後35年の孤高の木版画家、金子周次展の準備に余念がない
現代美術作家の山倉研志氏(右)とグラフィックデザイナーの
中山正康氏の両人です。

なんか良い雰囲気ですねえお二人もさることながら、
フィルムの感じやレンズの歪みとかわりと想像通りになった感じ。

さあ、書を捨ててカメラを持って街へ出ましょうか?

2011/07/01

Bar 26日の月



半月あまり展示をさせてもらった髙田馬場のBar 26日の月ともしばしお別れ。
今日搬出してきました。着るときよりも脱ぐときは早いね。30分足らずで片付け終了。

今回は様々な方達と、色々なお酒を呑むことが出来て幸せでした。
またこんなバーで展示が出来たらいいなあと思っていますが、またいつか。

いらして下さったのにお目にかかれなかった人達にありがとうございました。と、この場をかりて御礼いたします。
フジペットとの放浪はまだまだ続きそうですが、
今度はちょっと被写体をかえてやっていこうかと、期間中に酔った頭で思ったりしました。


ちょっと残念だったのはこのバーカウンターの奥の席に座って写真撮ってもらえば良かった!
と、いま思いました。